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台湾、米国は迎撃準備を! 中国軍「極超音速ミサイル」実戦配備報道 台湾侵攻を想定の危険性も (1/2ページ)

 中国人民解放軍が、極超音速の最新ミサイル「東風(DF)17」を、台湾の対岸にある福建省や広東省に実戦配備した-というニュースが報じられた。習近平国家主席は最近、「全身全霊で戦争に備えよ」と、台湾侵攻の主力部隊とされる海軍陸戦隊(海兵隊)部隊に指示した。米大統領選の混乱に乗じて、台湾侵攻を想定している危険性もある。台湾や米国は、どう対処すべきなのか。

 注目の記事は、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)が18日、北京の軍事筋の話として伝えた。

 DF17は、マッハ5を超える速度で滑空し、将来的には核弾頭を搭載する可能性まであるという。射程2500キロ。台湾のほか、米空母打撃群も標的とみられる。

 新型コロナ禍のなか、中国は軍事的覇権を拡大させており、連日のように台湾の防空識別圏に軍用機を侵入させている。武力で「台湾統一」を進める危険性がある。米国はこれを阻止するため、政府高官の訪台や武器売却決定によって、台湾防衛の意思を示している。

 今回、中国が最新ミサイルを配備したことで、台湾海峡は緊迫しそうだ。まず、軍事のプロはDF17をどうみるか。

 軍事評論家の黒井文太郎氏は「中国は昨年秋の軍事パレードで、DF17を初めて公開した。弾頭部分が平たく、グライダーのように低高度(上空約70キロまで)を自由に飛行ルートを変更しながら目標に接近するため、米軍の防衛システムでは迎撃が困難な可能性がある。ただ、音速の5倍で飛行しても、いずれは空気抵抗で減速する。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や、米軍の高高度防衛ミサイルシステム(THAAD)などを組み合わせれば、迎撃の可能性はある。米軍はすでに、DF17に対抗できる防衛装備の開発に入っている」と指摘する。

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