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北朝鮮国境都市、コロナ感染のおそれで2度目の封鎖令 (1/3ページ)

 新型コロナウイルスと関連して、北朝鮮で怪事件が起きた。中国から取り寄せた品物に触った市民多数が死亡したというのだ。現地には封鎖令が下され、物々しい雰囲気が漂っていると、デイリーNKの内部情報筋が伝えた。

 事の発端は今月24日ごろのこと。中国との国境に面した慈江道(チャガンド)満浦(マンポ)市の病院で、12人の患者が死亡した。いずれも呼吸困難の症状を示していた。この事案はすぐに中央に報告された。

 その直後、26日の午前6時から満浦市を封鎖するという金正恩党委員長じきじきの批准(決裁)方針が、朝鮮労働党中央委員会、中央防疫委員会、国家保衛省(秘密警察)を通じて党の慈江道委員会、満浦市委員会など傘下の機関に下された。

 平壌からは中央防疫委員会の緊急防疫隊30人が派遣された。市当局は、封鎖令が下された当日の26日、市内の建物の消毒作業を開始し、国境沿いに住む住民、密輸業者、税関職員などを対象とした検診を行い、少しでも異常があれば、自主隔離するよう言い渡している。

 また、今後1週間は市場を閉鎖する布告も下された。閉鎖が比較的短期間であるのは、生活の糧を失い、困窮する市民が不満を爆発させることを恐れたためだろう。

 (参考記事:コロナ対策の市場閉鎖に北朝鮮国民が猛反発「権力機関も恐れない」

デイリーNKジャパン

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