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北海道「感染対策」「経済活動」板挟み 「GoTo」でコロナ感染増…観光シーズン目前に専門家ら懸念 (1/2ページ)

 北海道で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している。専門家らは寒さに伴う換気などの難しさや、政府の観光支援事業「Go To トラベル」による人の往来の活発化が要因と指摘。本格的な冬の観光シーズンを目前に、関係者は感染対策と経済活動の両立に頭を悩ませる。

 ■旅行者が感染拡大

 「寒冷地では気密性の高い建物が多く、寒くなれば新型コロナに限らずインフルエンザも流行しやすい」。東京医科大の浜田篤郎教授(渡航医学)は指摘する。

 北海道は10月以降、感染者が急増。7日は187人に上った。浜田教授は「屋内にいる時間が長くなり、換気をあまりしなくなったり、水が冷たく手洗いをしなくなったりする人が増える。厚着した上でのこまめな換気など、できる限り対策をするべきだ」と話す。

 道の新型コロナ対応を検証する有識者会議座長の北海道大の石井吉春客員教授は、「『Go To』の旅行者の多くが道内を訪れ、一部が札幌市の繁華街・ススキノで感染を広げている」とみる。

 ススキノでは集団感染が相次ぎ、道や市は7日、接待を伴う飲食店などに時短営業を要請。石井客員教授は「経済活動を無視できないが、ススキノでは重点的、限定的に対策せざるを得ない」と指摘する。

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