記事詳細

【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】バイデン氏が“勝利”できた6つの理由 最終決着は12月14日の「選挙人投票」か (1/2ページ)

 米大統領選は、まさにジョー・バイデン前副大統領が9回裏に逆転サヨナラホームランを放ったと言っていい。

 ドナルド・トランプ米大統領は4日未明(米東部時間)、ホワイトハウスで、激選州オハイオの勝利に続き、大接戦のフロリダ州を制した直後、一方的に「勝利宣言」を行った。

 その背景には、焦点とされた中西部のウィスコンシン、ミシガン両州と、東部のペンシルベニア州で世論調査とは裏腹に開票初期段階でバイデン氏に先行したことが、トランプ氏を強気にさせたのだ。

 ところが、その後はオセロゲームとなった。

 ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア州が相次いでひっくり返された。そして最後は「ハチの一刺し」ならぬ西部ネバダ州だった。

 ちなみに、同州最大都市ラスベガスにトランプ氏の盟友で「カジノ王」、シェルドン・アデルソン氏の「ラスベガス・サンズ」がある。トランプ氏はギャンブルの街に報復された感が強い。

 大統領選終盤でリードしたバイデン氏は、土壇場でトランプ氏の猛追にさらされ「奇跡の逆転」を許すかに見えたが、期日前投票・郵便投票という切り札で勝利を掌中に収めた。これこそが、共和党のシンボルカラー赤色にちなみ「レッドミラージュ(赤い蜃気楼)」と呼ばれた現象だった。

関連ニュース