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新型コロナ感染拡大「1月が危ない」 沖縄、兵庫、大阪で病床逼迫…医療崩壊への対応急務

 国内では13日、新たに1704人の新型コロナウイルス感染者が確認され、2日連続で過去最多を更新した。気温低下や乾燥でウイルスが活発化する年末から来年1月に第3波のピークを迎えるとの指摘もあり、感染防止策の徹底や医療崩壊への対応も急務だ。

 東京都の13日の新規感染者は374人。都のモニタリング会議では、現在の増加ペースが続けば1カ月後には1160人との試算も示された。

 13日には大阪府でも263人と過去最多を更新するなど感染は全国に広がっている。

 厚生労働省が公表した新型コロナ患者向けの病床使用率(11日時点)は、沖縄県(36%)、兵庫県(34%)、大阪府(33%)、埼玉県(29%)、東京都(27%)が、感染急増の指標である25%を超え、医療崩壊の懸念も強まっている。

 1人の感染者が平均何人にうつすかを示す実効再生産数は各地で「1」を上回り、今後も拡大傾向が続くとみられる。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は「ウイルスは低温や乾燥に強く、冬場は室内の換気を怠りやすいことも流行の要因となる。インフルエンザは1月にピークを迎える傾向にあるが、新型コロナウイルスにも同様の予想が成り立つ」と解説する。関西福祉大の勝田吉彰教授は産経新聞の取材に、第3波のピークは「1月ごろと考えるのが妥当」として、第2波より感染規模が大きくなるとの見方を示した。

 感染拡大の中で迎える年末年始になりそうだが、前出の中原氏は「日本ではコロナ禍の冬を越した経験がなく、予測はあくまで予測に過ぎない」として、2月以降もピークアウトせずに拡大を続ける恐れもあると警告する。

 一層の警戒が必要となりそうだ。

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