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「我慢の3連休」旅行者困惑 GoTo見直し「感染拡大心配」「現状のままで」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染者が急増する中、日本医師会などが不要不急の外出を控えるよう呼び掛けていた「我慢の3連休」が21日、始まった。政府は同日、感染拡大を受けて観光支援事業「Go To トラベル」などの運用見直しを決定。行楽地や繁華街は休暇を楽しむ人たちでにぎわったが、運用見直しの具体的内容は示されず、「トラベル」の恩恵を受けた観光地の業者らからは不安や困惑の声があがった。

 羽田空港では早朝から家族連れらがスーツケースを片手に保安検査場で列をつくった。長女と妻の3人で大分県に帰省する東京都葛飾区の会社員の男性(29)は「感染拡大は心配だが、帰省は年に一度あるかないか。両親が孫に会えるのを楽しみにしており、行くことにした」と苦しい胸の内を明かした。

 「トラベル」を使い、東京・銀座を訪れていた大阪市の会社員の男性(57)は、「(「トラベル」は)これまでに4回ほど利用しているが、経済を動かすためにも、現状のまま継続した方がいい」と強調。運用見直しについては、「増えているのは職場や家庭内での感染。一人一人が感染対策を徹底することが重要だ」と話した。

 この日、東京都西部の高尾山は好天に恵まれ、多くの登山客でにぎわった。国分寺市から訪れた米沢哲平さん(27)は「初めて来たが、人が多くびっくりした」と驚いた様子。一方、感染対策については「こまめな消毒や密を避けるなど気を付けていれば大丈夫だと思う」と語った。