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【日本の元気 山根一眞】はやぶさ2が持ち帰った砂粒は「岩石」に匹敵 (1/3ページ)

 小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカプセルのA室に、とんでもない量の「砂粒」が入っていた! 12月15日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が公開した写真を見て、私にはダンプカーに満載した岩石が届いたような思いがした。

 ウーメラ砂漠に舞い降りたカプセルの中には、小惑星でゲットした砂粒を格納する3つの部屋からなる「サンプルキャッチャー」がある。そのレプリカを手にしたことがあるが、餃子1個分ほどの大きさ。ごくごく小さいが、メリーゴーラウンドのように回る構造だ。

 サンプルキャッチャーはA、B、Cの3つの部屋からなる。昨年2月22日、はやぶさ2は下に伸びた細長いラッパ状装置(サンプラーホーン)の先を小惑星リュウグウの表面にちょんと触れ小弾丸を発射、舞い上がった砂を採取した。その砂を格納したのがA室だった(この後、キャッチャーは少し回ってB室が2度目の採取のため待機)。

 この“お宝ゲット装置”は基本的には、はやぶさ初号機も、はやぶさ2も同じ。だが、初号機が小惑星「イトカワ」から持ち帰ったサンプルは約1500粒にのぼったもののサイズは大きいものでも10分の1ミリだった。それでも、惑星科学者たちはその極小微粒子の分析によって、太陽系の進化を詳しく解明してくれている。

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