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【日本の元気 山根一眞】はやぶさ2が持ち帰った砂粒は「岩石」に匹敵 (3/3ページ)

 ところが公開された写真の砂は「黒」ではなく「赤茶」だった。照明の色温度の影響だ。この大ニュースを報じた大半のメディアがJAXA提供の「赤茶写真」をそのまま伝えていたが私は納得できなかった。そこで画像処理ソフトで色補正をしたところ、おおー! 「黒い小惑星」の砂がくっきり見えて感動した。

 デジカメ写真は照明によって正しい色を表現するのが苦手だが、パソコンやスマホに搭載されている画像処理アプリのちょっとした色補正で、こんな風に見えなかったものが見えるようになる。感動倍増、デジタル写真画像処理機能に感謝!

 ■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、福井県年縞博物館特別館長。愛地球博愛知県総合プロデューサーなど多くの博覧祭も手がけてきた。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。「山根一眞の科学者を訪ねて三千里」(講談社)を連載中。理化学研究所名誉相談役、JAXA客員、福井県交流文化顧問、獨協大学非常勤講師、日本文藝家協会会員。

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