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【日本の元気 山根一眞】接触感染防ぐ“伊藤式手洗い法” 合計1分半の「均等洗い」が理想、思いっきり顔を洗うことも大事 (1/2ページ)

 新型コロナの第3波が深刻化しているが、感染予防のひとつが「手洗い」だ。その手洗いで目からウロコの助言をしてくれたのが北九州立八幡病院の伊藤重彦院長だった。

 私は先日、熊本・球磨川洪水被災地の2度目の取材を行ったが、その途上で私が30年以上にわたり、ものづくり取材を続けてきた北九州市に立ち寄り、「シャボン玉石けん」を取材した。広島大学ウイルス学研究室と同社の共同研究で驚くべき発表があったからだ。

 広く使われている化学合成系の手洗い石けんは抗ウイルス効果が小さいが、同社が製造特許をもつ「手洗いせっけんバブルガード」に含まれる天然せっけん成分、オレイン酸カリウムが、新型コロナウイルスを99・99%以上不活性化させることが立証されたというのだ。その取材中、「手洗い方法の啓蒙活動も行っているすごい医師がいる」と伊藤院長を紹介されたのである。

 早速訪ねた伊藤院長はマスクと手洗いについてこう切りだした。

 「せきや飛沫(ひまつ)は目で見えるのでマスクなしでせきをした人がいれば危ないとパッと離れます。そういうマスクのありようを全国民が身につけたのは感染予防上よいことです。問題は接触感染です。私は感染経路不明者の多くは接触感染だと思っています。感染者が平滑なテーブルや販売機などのボタンを触れてウイルスが付着したとすれば、5分後にそこを触れた人は感染する危険があるからです」

 この接触感染を防ぐ最大の方法が「手洗い」だ。伊藤院長によれば、外出先でマスクにウイルスが付着した場合、帰宅し、それをはずす瞬間が危ない。首から上の口、鼻だけでなく目の粘膜からもウイルス侵入のおそれがあるからだ。

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