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【「麒麟がくる」外伝】本能寺と武将編(1) 明智光秀の単独犯?複数の黒幕説も 「本能寺の変」で柴田勝家らはどこで何を? (1/2ページ)

 例にない年始である。新型コロナウイルスの東京都での新規感染者は3日、816人となった。政府の観光支援事業「GoToトラベル」は一時停止中である。昨年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」も、新型コロナで撮影スケジュールに影響がおよび、結果、放送は新年をまたぎ、1月もまたいで、2月7日が最終回となった。

 こうなっては、放送が延びた分だけ楽しみも延びたと思うしかない。その楽しみとは、「NHKがどういう方向付けをするのか」という興味である。

 織田信長を死に至らしめた「本能寺の変」の実行犯は明智光秀である。ただ、それが光秀の単独犯行か、誰か黒幕がいたのかということになると諸説ある。

 いくつかの黒幕説を列挙すると、「朝廷説」「足利将軍説」「自治都市・堺説」「秀吉説」「イエズス会説」など。一方で、あれは、それまでの度重なる信長の仕打ちに怒った光秀の「衝動的単独犯行説」も根強い。

 本能寺の変では、光秀の領国、丹波出身の本城惣右衛門という光秀軍の一兵士が残した覚書がある。彼は将官クラスではない。一兵卒である。だから、ところどころ漢字まじりの、基本ひらがなで書かれた5000字ほどの文書である。

 今、奈良の天理図書館に所蔵されているが、そこには本城(ら、大多数の光秀軍の兵士)は直前まで信長を討つとは聞いておらず、というより、思ってもおらず、備中で戦っている秀吉の援軍に行くとばかり思っていた。だから突然、「わが敵は本能寺にあり」とか「信長を討て」と言われても、本能寺がどこにあって、信長はどんな容姿をしているのか、誰も知らなかったことなどがつづられている。

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