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【日本の元気 山根一眞】修学旅行で訪れた55年前の球磨川 昨年7月に大洪水災害…人吉市へ寄せる思い募った (1/3ページ)

 昨年7月、九州地方は歴史的な大雨が続き、球磨川の氾濫で熊本県人吉市は経験したことのない大洪水災害に見舞われた。温暖化による巨大災害だけに、きちんと見ておかねばならないと7月と10月に人吉市を訪ねた。数人の被災者と懇意になったが、「3・11」を彷彿とさせる被災現場に衝撃を受け、人吉市へ寄せる思いが募った。

 私はなぜ人吉市に飛び、再訪したのか。記憶は薄らいでいたが、明治学院東村山高等学校時代、修学旅行で人吉市に一泊していたからなのだ。55年も前のことだが、銀塩フィルムカメラ「キヤネット」で撮った100枚以上の写真で構成した旅行アルバムを作ったはずと思い出し、引っ張り出してわれながら驚いた。表紙裏の紙のポケットには予定表などこの旅についてのガリ版刷り書類が何点も保存してあり、私が作った手描きの凝った行程地図も入っていた。

 それらによれば、修学旅行は1965(昭和40)年3月22日、東京駅を急行「霧島」で出発して始まっている。およそ20時間かけて博多着の後、バスで長崎、熊本を巡り、国道219号経由で人吉市のホテルに3月25日午後4時に到着。翌朝8時の出発まで就寝時間も含めて16時間滞在したことになる。

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