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【勝負師たちの系譜】女流棋士、一変した対男性勝率 男性棋士と同等の実力を持つことも (1/2ページ)

 女流棋士の制度ができたのは1974年で、最初は6人でのスタートである。

 そして、男性棋戦への参加が認められたのは、その7年後、新人王戦からだった。

 もっとも最初は男性棋士との実力差は大きく、10年以上に亘って、38連敗を喫した。

 最初に男性棋士に勝ったのは、初期の蛸島彰子女流六段の時代から世代交代した、中井広恵女流五段(当時)で、1993年の竜王戦6組でのこと。相手は故池田修一六段(当時)だった。女流棋士ができてから、20年近くかかったことになる。

 池田はまだ中盤戦かと思える局面で、深夜まで頑張って粘っても、逆転する可能性は低いとみて投了した。それだけ中井の実力が、評価されていたことになる。

 それからは「他の棋士も負ければ怖くない」という訳ではないが、男性棋士もよく負けるようになった。

 それでも女流棋士の対男性棋士勝率は、ずっと2割くらいだったのが、ここにきてガラッと変わってきた。

 その立役者が、里見香奈女流四冠と西山朋佳女流三冠の奨励会三段在籍者。そして元奨励会初段の加藤桃子女流三段である。

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