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「わが国海軍は日本にかなわない。なぜなら…」韓国専門家が指摘した理由 (2/2ページ)

 日本だけでなく、中国も比較の対象になっている。どちらかというと、中国の方が大きな脅威として想定されているが、それも当然だろう。いくら2国間関係が険悪でも、日本と韓国は米国を介して安保協力をしている間柄なのだから。

 それでも日本が比較対象にされてしまう最も大きな理由は、文在寅政権の民族主義的な性格にあると言えるだろう。同政権は軽空母や原子力潜水艦の導入を検討しているが、こうした構想は進歩(左派)政権下で盛り上がり、保守政権下で下火になる傾向があるように見える。

 ちなみに今回、パク記者が日本の海軍力が優位であるとする根拠として挙げたのは、哨戒機の数と性能だ。「一般的に、海上哨戒機1機を保有すれば、軍艦数隻を運用するのと変わらないと評価される。それほど海上哨戒機の効率が高いということだ」と指摘。

 韓国軍はP3CK哨戒機16機を運用中であり、2023年からは最新の米国製P8Aが6機加わるが、約100機ものP3Cを運用してきた海上自衛隊は、後継のP1を2023年までに65機調達する方針だとして、「P3CKとP8A20機余りで日本の海上自衛隊をけん制できるかは未知数だ」と述べている。

 (参考記事:【動画あり】「日本の空軍力に追いつけない」米国と亀裂で韓国から悲鳴

 このような比較や論考は、それぞれの国で防衛政策を立案する土壌として必要なものかもしれない。しかしそれよりも、日韓関係が修復され、両国の関係当局がより合理的な安全保障政策を話し合える土壌の作られる日を待ちたいものだ。

デイリーNKジャパン

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