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【最新国防ファイル】積雪寒冷地で展開する最北部隊の活躍 北海道へと着上陸してきた敵をたたく防御戦闘「朔北の盾」作戦 (1/2ページ)

 2月7日から11日にかけ、北海道の上富良野演習場(上富良野町など)において、陸上自衛隊第2師団(司令部・旭川市)による訓練検閲が行われた。これは、トップである師団長が、各部隊の訓練の成果を点検し、練度を確認するために年数回実施する。

 今回は名寄駐屯地(名寄市)に所在する第3普通科連隊が柱となり、戦車や特科火砲(大砲)、施設(工兵)など各部隊で増強した戦闘団を構成した。第3普通科連隊長・山崎潤1等陸佐が第3戦闘団長を務めた。

 演習のシナリオは、北海道へと着上陸してきた敵をたたく防御戦闘だ。「朔北(さくほく=北方)の盾」作戦と命名された。

 北海道には、第2師団、第7師団、第5旅団、第11旅団と4つの作戦基本部隊が配置されている。この中で、第2師団は道北の防衛警備を担当している。東西冷戦時代はまさに最前線を守っていた。冷戦終結後は、現在の最前線である日本南西諸島を守るため、九州へと展開するような長距離移動訓練なども行うようになった。

 その第2師団において、最北に配置されているのが第3普通科連隊だ。イラク派遣の際は第1次隊として現地で活動を行った。

 第2師団の最大の特徴は、積雪寒冷地での行動を最も得意とすること。雪深い山の中を自由自在に動き回り、陣地を作り、敵を殲滅(せんめつ)する。過酷な自然環境をも乗り越えられる彼らであるからこそ、灼熱(しゃくねつ)のイラクの砂漠地帯であっても十分に活躍できた。

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