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NHK「軍艦島」映像捏造疑惑 国会答弁に加藤康子氏見解「元島民の声が届いていない」

 「軍艦島」こと、長崎県・端島の暮らしを記録したNHKのドキュメンタリー作品「緑なき島」に対し、一般財団法人「産業遺産国民会議」と「真実の歴史を追求する端島島民の会」が「事実の改竄(かいざん)が行われた」と告発している問題で、NHKの前田晃伸会長が3月30日の参院総務委員会で答弁した。国会質疑を見た国民会議の加藤康子専務理事は「元島民の声はNHKに届いていない」と語った。

 注目の委員会、自民党の青山繁晴参院議員は端島炭坑の保安規定や作業員のヘルメットを示して、映像の矛盾を指摘した。これに対し、前田会長はNHKの内部調査などから、「別の炭坑で撮影された映像が使用された事実は確認されなかった」と説明し、議論は平行線をたどった。

 「緑なき島」の問題映像は、軍艦島で「虐待労働」があったとする韓国側のプロパガンダに利用され、元島民らの心情や日本と日本人の名誉を傷つけている。

 国民会議の加藤氏は、青山氏をはじめ、自民党の和田政宗参院議員や杉田水脈衆院議員らの国会追及に感謝したうえで、「問題映像には(坑道の高さや、裸のような姿で働くなど)保安規定に違反するシーンが複数出てくる。そのような映像が端島炭坑で撮影されることはあり得ない。当時を知る元島民はNHKにこうした指摘を続けてきたが、前田会長の答弁を聞く限り、元島民の声が届いていないことが分かった。今後も事実を拾いながら、島民の声を届ける支援を続けていきたい」と語った。

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