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【室谷克実 新・悪韓論】「死に体」加速、韓国・文政権 ソウル・釜山両市長選で苦戦の与党候補…野党当選で「無効」の算段!? 何としてでも守りたい「ソウルの左翼市政」 (1/3ページ)

 韓国の二大都市、首都・ソウルと南部・釜山(プサン)の両市長選が7日、投開票される。公務員らによる不動産投機疑惑の拡大で、文在寅(ムン・ジェイン)政権への批判が高まるなか、左派与党候補は厳しい選挙戦を強いられている。こうしたなか、ジョー・バイデン米政権は3月末に公表した国別人権報告書で、韓国の政治腐敗やセクハラ、北朝鮮への融和姿勢を痛烈批判した。危機的状況に陥った米韓同盟。北朝鮮の「東京五輪不参加」表明は、五輪を南北対話再開の突破口としたかった文政権には痛手となった。ジャーナリストの室谷克実氏が最新情勢に迫った。

 

 韓国政治の大きな節目になるソウル、釜山両市の市長選は、7日夜には結果が判明する。与野党どちらが勝とうとも、文政権の「レームダック(死に体)化」は確実に加速する。そして、どちらが勝とうとも、韓国社会は次の大統領選挙までの1年間、大混乱が続くだろう。

 政権与党はまるで二大市長選に照準を合わせたかのように、スキャンダルを次々と吐き出してきた。そのほとんどが「新権力層」による不動産投機疑惑だ。

 中でも、政権発足以来、文大統領に寄り添ってきた大統領府政策室長が、不動産賃貸に絡む破廉恥な金もうけをしたことが発覚して辞任したのは衝撃だった。

 韓国では選挙1週間前になると世論調査が禁じられる。ギリギリ1週間前に公表された調査では、ソウル市の場合、野党「国民の力」の候補が56%、与党「共に民主党」候補が30%だった。それから1週間、政権与党はさらに失点を重ねた。

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