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【勝負師たちの系譜】順位戦B級1組 藤井二冠の連勝止めた“鬼の住処” A級陥落の猛者と有望若手が厳しい戦い (1/2ページ)

 順位戦のB級1組は、通称『鬼の住処(すみか)』と呼ばれている。A級から落ちた猛者と、今後一流棋士となる有望若手が混じり、ここを抜けるのが容易でないクラスになっているからだ。

 特に相手にこの男は大したことはない、と思われたら大変だ。A級から落ちた一期目で、そのままB2へ連続降級した人もいるし、有望棋士と言われながら、A級に上がれずに終わった棋士も数多くいる。

 B1で苦労して昇級した棋士の代表は、前期昇級の山崎隆之八段だ。

 ただし「君は早く上がってくれないと迷惑だ」と思われる棋士は、案外スンナリ通してくれるところもある。

 昔で言う羽生善治九段を中心とする羽生世代(佐藤康光九段、森内俊之九段、丸山忠久九段、郷田真隆九段、藤井猛九段)は全員、C級では多少苦労はしても、B1は1年でA級に抜けている。

 最近の1期抜けは、2015年度の稲葉陽八段くらいだ。稲葉は翌年もA級1年目で、今回の斎藤慎太郎八段同様、名人戦の挑戦者になっている。

 今年の注目は、言わずと知れた藤井聡太二冠。何しろ今まで4期参加のうち、昇級を逃したC1時代に1局負けただけの、39勝1敗とは恐れ入る。

 今期藤井は、B1の初戦を三浦弘行九段相手に終盤で逆転勝ちして、順位戦22連勝。2戦目の相手が稲葉だった。

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