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【菊池雅之 最新国防ファイル】東京五輪で金メダル3個獲得 自衛隊体育学校 狭き門も日本屈指の「恵まれた環境」 (1/2ページ)

 東京五輪が無事閉幕した。日本代表選手は大活躍を見せ、連日のメダルラッシュに沸いた。金メダル数は27個で、これまでの最多を記録した。

 日本代表選手の中には17人の自衛官が含まれ、10種目の競技に参加した。結果、柔道女子78キロ級の濱田尚里(しょうり)1尉と、フェンシング男子エペ団体の山田優(まさる)2尉、レスリング男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗2曹は見事、金メダルに輝き、ボクシング女子フライ級の並木月海3曹は銅メダルと、合計4つのメダルを手にした。

 自衛官アスリートが所属しているのが「自衛隊体育学校」だ。同校は、朝霞駐屯地(東京都練馬区など)内に所在している。「部隊等における体育指導者の育成」「オリンピック等国際級選手の育成」「体育に関する調査研究」の3つを目標として掲げ、1961年8月17日に創立された。

 体育学校は約300人で構成されており、うち約150人の選手がいる。主として教育・指導を行うのは、2つある教育課だ。「第1教育課」は、部内の体育指導者を育てるための格闘課程などを行う。「第2教育課」は、アスリートを育てる特別体育課程があり、オリンピック出場選手はすべて同課に所属している。「レスリング班」「ボクシング班」「柔道班」など種目ごとの班編成となっている。

 選手の身分は、全員自衛官(特別職国家公務員)である。しかし、入隊方法は一般の自衛官とは異なり、全日本選手権や国体で3位以内に入った者をスカウトする方法を取っている。基準を満たしていれば、自薦も可能だ。また、将来の活躍が見込めるならば、順位にこだわらないこともあるという。

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