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【勝負師たちの系譜】「観る将」のための新サービス 超高額でも好評な「見届け人」企画 (1/2ページ)

 将棋ファンと言っても、最近では将棋を指さないファンが多くなった。棋士個人のファンや、対局中に何を食べるのかが興味のある人。

 また対局姿を見たいとか、前夜祭や就位式に行って、直接話をしたいという人など、さまざまだ。

 そこで主催者側は、そういう『観る将』と呼ばれるファンのための、新しいサービスを考えることになる。

 観る将への企画としては、5年前の竜王戦七番勝負『天龍寺』対局(渡辺明竜王-丸山忠久九段戦)における、観戦ツアーがある。

 1日目だけだが、朝の対局開始の場面を対局室で観戦。午前は谷川浩司九段の講演を聞き、昼食は棋士と一緒にお寺の精進料理を食べ、午後は指導対局と竜王戦の解説会、夕方は封じ手の場面を見て頂き、最後に棋士の直筆センスをお土産に渡すというもので、これにいくらの価格をつけるか、担当のスタッフと考えた。

 それまでは解説会の高いところでも5000円(センス付き)だったが、3万円にしたところ、30人近くのファンに来て頂き、最後センスを渡したときは、「まだ頂けるのですか」と喜んで帰られた。

 この観戦ツアーは形を変え、毎年竜王戦の第1局、『渋谷・セルリアンタワー』で行われている。

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