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市川市の村越市長が「テスラ批判」急先鋒の市議をパワハラ実名告発 「事実確認なく唐突に指摘」市議側が名誉毀損で提訴の可能性も

 千葉県市川市の村越祐民市長(47)は、無所属の越川雅史市議(47)による職員へのパワハラがあったとして、市議会議長に調査の申し入れを行った。同市議は、市長室内へのシャワールーム設置や公用車に米テスラの高級電気自動車導入問題などで市長を追及してきたことで知られる。

 申し入れ書によると、3月に市の全職員を対象にしたアンケートで「パワハラがあった」という回答の割合が増加していた。4月の詳細な調査では「答弁調整や資料要求時に威圧的、高圧的な言動」「意に沿わない答弁や資料に怒りをあらわにする」「脅迫ともとれる発言」など越川氏のパワハラを訴える回答が複数寄せられたという。中には退職したり病気休暇を取得した職員もいたとしている。

 今月2日の市議会の各派代表者会議では、村越市長が公表に至った経緯を説明し、兵庫県姫路市や香川県丸亀市などで市議から市職員へのパワハラ疑惑について調査特別委員会(百条委員会)が設置された事例を紹介。「厳格な調査を求める」と強調したという。

 越川氏は夕刊フジの取材に「パワハラ疑惑に対する事実確認もないまま唐突に実名で指摘を受け驚いている。公表された疑惑には事実無根であったり誤解を招くような証言も多い」と述べた。

 地方自治に詳しい関東学院大の出石稔教授は「首長が職員の職場環境についてアンケートなどで実態を把握することは重要だが、議員から職員へのパワハラ疑惑の場合は、まず議長に申し入れて議会としての判断を仰ぐべきだ。申し入れや事実確認もなく当該議員の実名を公表した場合、議員が名誉毀損(きそん)で首長を提訴する可能性もあるのではないか」と指摘した。

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