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【室谷克実 新・悪韓論】韓国大統領選、文氏より「従北・反米・反日」の李在明氏が圧倒的優位、投機型バブル崩壊の危機に「バラマキ公約」で勝利か (2/3ページ)

 李在明氏は「非文在寅派」であり、李洛淵氏は「文在寅派」だ。与党内では文在寅派が圧倒的多数を占める。

 李洛淵氏は投票直前には「私が大統領になったら、最初の首相は忠清道の人物から選ぶ」とまで述べて、地域感情にゴマをすった。が、大敗した。

 これは「李在明の強さ」が本物であることを物語る。

 一方、保守の野党第一党「国民の力」は、「予備選挙に向けた党内での競い合い」というよりは、「近親憎悪の内紛」と呼べるような状況だ。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長は、辞任した直後は「圧倒的な人気」だったが、その後の盛り上がりがないまま、組織的支援を期待して「国民の力」に入党した。

 しかし、彼が文在寅政権の前半、朴槿恵(パク・クネ)政権の要人たちを次々と起訴した「恨」は保守陣営に残っている。

 いま彼は検察総長時代に、国民の力の国会議員に政権与党側を告発するように働きかけたとする疑惑で、左翼陣営から攻撃されている。が、この疑惑ネタも、実は「党内の内紛」絡みで出たのではないかと疑われている。

 36歳で議員歴がない「国民の力」の党首は“一時の風”に乗って当選したが、内紛を抑える力量はない。

 尹錫悦氏は今のところ、党内では比較優位を保っているが、保守陣営が一丸となって支援する態勢にはほど遠い。このまま内紛が収まらないまま9月15日の1次予備選、10月8日の2次予備選、11月9日の候補選出選挙へと進めば、「保守分裂選挙」となる可能性すらある。李在明が「本選挙でも圧倒的優位」と読める理由だ。

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