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【高橋洋一 日本の解き方】菅政権のワクチン政策の「真実」 米ファイザー社トップに直談判して1億本、“超法規的措置”で打ち手も確保 同じことを今の野党ができたか? (1/2ページ)

 日本の新型コロナウイルスワクチン接種の量とスピードについて「菅義偉政権の成果だ」というと、他の国でもできたという人もいるが、果たしてそうだろうか。

 世界的なワクチンの供給は感染が多い国が優先されるため、感染が少ない日本は確かに遅れた。そこで、日本と似た条件のオーストラリア、ニュージーランド、韓国とでワクチン接種の状況を比較してみると、日本は途中で韓国を抜き、豪、ニュージーランドを上回る良いパフォーマンスだ。

 日本ではワクチン接種は計画的に準備された。昨年5月の補正予算で1400億円が計上されたが、これは全国に供給する冷凍庫1万台が積算根拠とされている。1つの冷凍庫で1日120人ワクチン接種ができれば、1日120万人になる。1時間で30人程度は接種できるので達成可能というものだった。

 ただし、この計画にもネックはあった。(1)海外からのワクチン供給確保と(2)打ち手の確保-だった。

 (1)については、4月の菅首相訪米でメドがたった。実は、首相訪米をきっかけにワクチン接種状況で日本が韓国を抜いたが、これは米国との首脳会談の差だ。日米首脳会談は4月16日、米韓首脳会談は5月21日と日本が先で、しかも日本は菅首相が米ファイザー社のトップと直談判して1億本を確保したが、韓国は韓国軍用の55万本だった。

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