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スマホアダルト動画依存症からの脱却 医師は「モノクロ」「消音」を推奨 (2/2ページ)

 スマホの「設定」も大切だ。

 「画面を『モノクロ』にしたり、『消音』にして見るのも有効な方法です。刺激が弱まるので、より自制が働きやすくなるはずです。

 刺激の弱さという点では、動画の代わりに雑誌や漫画など紙面でポルノに触れることを習慣づけることも有効です。動画よりも想像力が働くため、脳の運動にもなります」(奥村医師)

 こうした対策を取ったうえでスマホでアダルトコンテンツを見ること自体は、精力を保つという面で決して悪いことではないと奥村医師は続ける。

 「中高年男性にとって、定期的に射精することは心身の健康につながります。とくに高齢男性の場合、“もう一度恋愛をしたい”“セックスをしたい”という気持ちを持ち続けることが活力につながる。

 一週間に一度など、適度にポルノ動画を見てそういう気持ちを持ち続けることが大切です。そうした前向きな姿勢がうつ病や認知症の予防にもなります」

 『インターネットポルノ中毒』でも、禁欲のために自分を追い込む必要はないと説明される。

 〈セックスは根本的な衝動だし、日常ポルノ利用という強烈な刺激をあきらめるのは、脳にとって大きな変化だ。なるべく楽にこの変化を乗り切ろう。しくじっても自分を許そう〉

 何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。程よい距離感で付き合っていく必要がある。

 ※週刊ポスト2021年9月17・24日号

NEWSポストセブン

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