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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】自民総裁選3候補に経済政策を聞いた 好況を呼び込み維持できる人は誰か、活発な論戦を期待 (2/2ページ)

 岸田氏は「物価上昇率2%」に言及したものの、経済成長率目標は答えないまま終わりました。もし、物価が上がっても成長しないうちに増税するなら、生活は苦しくなるばかりです。

 高市早苗前総務相には先週金曜日にインタビューしました。出馬会見でも「物価上昇率2%到達まで基礎的財政収支(プライマリーバランス)目標を凍結」と話しており、金融・財政のパッケージを力強く推し進める姿勢が印象的です。一方、論壇紙で示した「金融所得税制の見直し」は引っ掛かりました。

 もともと、金融所得課税は逆進性が高いといわれていますが、金融所得50万円以上の税率を現行の20%から30%に増税すれば線引きが低所得者にまでおよび、逆進性の是正になるのか疑問です。ここを聞くと、「2%の物価安定目標達成までは増税しない」と言われて、少し安心しましたが…。

 河野太郎行革担当相のインタビューは、菅義偉首相の総裁選不出馬表明の前日でしたので、ミクロ的な改革の話が中心でした。今後、マクロ経済政策についてもお話を聞いてみたいですね。

 いずれにせよ、候補それぞれが政策をぶつけ合う論戦は聞きごたえがありました。引き続き、活発な論戦を期待します。

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

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