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日大の補助金90億円“大幅減額”か 背任事件で「役員逮捕、起訴」条件に該当 過去に「タックル問題」などで35%減 (2/2ページ)

 日大に損害を与えた背任容疑を井ノ口容疑者は否認しているが、大学はさらに大きな損害をこうむる恐れがある。

 日大は2020年度、90億2613万円の補助金が交付され、早稲田大学に続く2位。だが、日本私立学校振興・共済事業団の補助金取扱要領では、「学校経営に係る刑事事件による役員または教職員の逮捕および起訴」に該当した場合には補助金が減額されると定められている。

 日大には例年90億円前後の補助金が交付されているが、18年度は35%減の約58億円だった。同年5月のアメリカンフットボール部の悪質タックル問題で「学校法人の管理運営が適切を欠く」とされたほか、医学部入試でOBの子供の優遇が発覚したことが減額の理由となった。

 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は「今後の捜査でほかの役員らの関与が浮上するかどうかで対応が分かれるのではないか。組織ぐるみの不正と認定されれば、18年の不正から反省がないともいえるので、当時と同等の減額が行われる可能性がある」と指摘した。

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