稲川会4代目会長ガン死去 昨年末から都内病院に入院

2010.02.24

 指定暴力団「稲川会」(本部・東京)の角田吉男会長が23日午後、東京都文京区内の病院で死亡していたことが24日、分かった。77歳だった。警察当局や関係者などによると、角田会長は昨年末から入院しており、死因は膵臓(すいぞう)がんとみられる。

 角田会長は神奈川県横須賀市出身。2005年に死去した稲川裕紘3代目会長の1周忌法要を済ませた後、06年7月に4代目として新体制を発足させた。

 その継承式では、同じ日に別の場所で“5代目継承式”が開かれるという混乱もあったが、07年12月に93歳で死去した初代・稲川聖城(本名・稲川角二)総裁が、角田会長側の継承式に臨席し、正当性を与えたことで一本化した経緯がある。

 角田会長は組織の再編や若返りなどを推進し、横浜市内に「稲川会館」を完成させ、6代目山口組とも緊密な関係を築くなど、手腕を発揮したとされている。

 稲川会は、東日本を中心に、1都1道19県に約4800人の構成員がおり、山口組(兵庫)、住吉会(東京)に次ぐ全国3番目の規模の指定暴力団。