デフレ時代の勝ち組が今度は高級感で勝負−。日本マクドナルドは25日に、内装や外装を一般の店舗より高級感あふれるものにした新店舗を都内にオープンさせた。ソファ席などを設け、ゆったりと過ごせるようにしている一方、商品価格はやや高めに設定。サービス重視の顧客を引きつけるのが狙いだ。
新店舗は渋谷駅周辺の5店舗のほか、原宿竹下通り店、南青山店、赤坂駅前店、赤坂見附店、麻布十番店、六本木東店、永田町店の計12店舗。6月には青山にもオープンする予定だ。
欧州のマクドナルドの新店舗デザインを手がけているフランス人デザイナーを起用。外観は黒を基調とした落ち着いた色使いにしている。店内の座席数は一般のものより15%ほど減らし、木目調の机やソファ席などを設けている。
新店舗はビジネスマン向けや家族向けなど5タイプあり、全席禁煙。店員の制服も一新した。
店舗に高級感を漂わせている分、商品の価格は高めに設定。「ハンバーガー」を120円、「クォーターパウンダー・チーズ」を390円にするなど、一部のメニューが10〜50円程度、既存店に比べて高くなっている。今後は新メニューの先行投入なども行っていく。
店舗の効率性を追求する同社は、年内に全国の433店舗を閉店することを計画。25日に記者会見した原田泳幸CEO(最高経営責任者)は、「(433店舗以外に)まだ課題を残している店舗が633ある。これらも3年以内に入れ替えていく」としており、不振店舗の閉鎖と新店舗の開設を同時に進めていく考えだ。
