夏の盛りにランドセルCMのナゼ、弘道お兄さんも出演

2010.07.22


背筋ピーン−の体操CMが、頻繁に流れている【拡大】

 ♪ラララン・ランドセルは、テテテン・天使のはね−列島をうだるような酷暑が駆け抜けるなか、なぜか季節はずれのランドセルCMが流れている。そのワケをメーカーに直撃すると、意外な“真相”が分かった。

 CMの軽量ランドセル「天使のはね」を主力製品とする鞄メーカー「セイバン」(本社・兵庫県たつの市)は、1919年創業の老舗。児童の負担を考え肩ベルトの付け根を工夫、重量を従来の商品より“りんご2個分”軽く720〜1000グラムに抑えたランドセルを3年がかりで開発した。2003年から売り出したところ大ヒット商品となり、今やランドセルのシェア約60%を占める。

 それにしても、新学期の準備を始めるには早すぎやしないか。同社の泉正義社長(65)が事情を説明する。

 「昨年は8月からCMを始めました。お盆で帰省したとき、おじいちゃん、おばあちゃんが来年、小学校の入学を控えたお孫さんと選んでいただければ、というのがきっかけです」

 今年はさらにCMを1カ月以上前倒し。6月下旬から流している。ずいぶん商魂たくましい?と思いきや、売り場側に配慮してのことだという。

 「イトーヨーカドーさんや百貨店さんから『今年は6月から売り場を展開したい』と依頼されました。私の推測ですがどうも、子ども手当の影響があるようです」

 民主党政権が目玉に掲げている子ども手当は、月1万3000円の暫定的な支給額が年3回に分けて渡され、第1回は今年6月に実施された。次の支給は10月。お母さんの懐が潤い、夏のレジャーに“転用”される前に、本来の目的に使ってもらおうという目論見か。

 NHK「おかあさんといっしょ」で12年間にわたり体操のお兄さんを務めた佐藤弘道(42)が子どもたちと踊るCMはデザインを一新した2011年の新製品用にバージョン・アップ。親ごころに盛んに訴えかけている。

 

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