【性の真実〜女たちの本音】バイアグラ、女性が飲むと? 媚薬効果は残念ながら…

★美人外科医・遊里(3)

2010.09.17


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 バイアグラに関して、3日間にわたって語ってきたこのコラム。

 最終日である本日は、その歴史と、女性の服用についてお話しさせていただきます。

 もともとバイアグラは1990年代前半、狭心症の治療薬として研究・開発が始まりました。

 臨床試験において、狭心症への効果はあまりありませんでしたが陰茎の勃起を促進する副作用が認められたため、98年に米国でこれを「適応症」として発売されることになりました。発売直後から各種マスコミなどで騒がれ、多くの個人輸入代行業者の手で日本にも輸入されました。

 しかし、狭心症を患ってニトログリセリンなどの硝酸塩薬を服用している人が、性行為を行った直後に心停止に陥り死亡する事例が数件発生。このため安全性を図るべく医師の診断・処方箋(せん)が必要となる医療用医薬品として、厚生省(当時)に認可されることとなりました。

 そんなバイアグラ、男性なら誰でも一度は試してみたくなるでしょう。

 ですが、正常な勃起力を持った男性が使用すると、「持続勃起症」と言われる症状が起こります。数時間ずっと立ちっぱなしになってしまう持続勃起症になると、陰茎から血液が出ていかず、男性器を構成している海綿体などに悪影響を与えてしまいます。その結果、後遺症などから、逆に勃起不全になってしまうこともあるのです。

 では、女性が飲んだらどうなるのでしょうか? 昨日のコラムでも書きましたが、バイアグラは媚薬ではないので「なんだか急に変な気分になってきちゃったわ…」などという展開には、残念ながらなりません。しかし、女性に何の変化もないわけではないようです。男性でいう陰茎にあたるクリトリスが敏感になったり、痛みを感じたりする人もいると聞きました。ある製薬会社の男性は、「生まれたばかりの小鹿みたいに脚がガクガクするみたいですよ−」と“証言”しています。そして、「先生、試してみてくださいよ」とも。相手のいない私に頼んでも無駄ですが…。

 というわけで、このコラムは今日でおしまいです。バイアグラに限らず、お薬は、正しい知識をもって扱ってください。うまく付き合えたならあなたの毎日が、昼も夜も、少し変わるかもしれませんよ。 (この項おわり)

 ■遊里 30歳A型 都内私立大学医学部を卒業し地元で臨床研修を行う。研修後は出身大学で働き、今年から大学院へ入学。日々のつれづれを書いています。

 http://ameblo.jp/moon−lily

 

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