“アニメ聖地”老舗宿が仰天!ハレンチ原作に「巡礼お断り」

2011.06.01

 旅行ファンに人気の古民家宿が、思わぬ騒動に巻き込まれている。4月からスタートしたテレビアニメの舞台となり、多くのファンが“聖地”として訪れる中、最近になってアニメの原作がアダルトゲームだったことが判明。宿側は、ファンに“巡礼”の自粛を求めるなどてんやわんやだ。

 自然豊かな岐阜・飛騨高山。この地にたたずむ築百余年の「甚左衛門」は有名人が訪れ、旅番組でも取り上げられる老舗宿として知られる。

 4月第3週から放映中のラブコメディーアニメ「星空へ架かる橋」(TOKYO MXやサンテレビほか)に登場する旅館のモデルになり、さらに人気が沸騰。老夫婦が営む素朴な宿はファンの“聖地”として突如にぎわうことになった。

 同宿の谷口貴和子さん(60)は「一昨年秋からアニメのモデルとしてうちを使いたいという話を聞いていたので『放送を見てきたファンの子たちだな』というのは分かっていました。こんな田舎まで足を運んでもらえるなんて、基本的には大歓迎だったんですけどねぇ」。だが、ほどなく信じられない事実を知る。

 「(5月の)連休前には、キャラクターの絵が大きく描かれたクルマが現れたり、ファンの数も数十人単位に増え始めたんですよ。聞いてみたら、原作はアダルトゲームっていうじゃないですか。もうビックリするやら。そんな話は一切耳にしていませんでしたので」

 関係者によると、「星架か」(「星空へ〜」の通称)は、昨年10月に発売されたアダルトゲーム(エロゲー)を元に作られたもので、ゲーム自体には甚左衛門風の宿は出てこない。一方、アニメ版にはそれをモデルにした宿が登場するが、アダルトシーンはない。

 「ゲームとアニメは別ものというスタンスで、そもそも制作会社も違います。アニメの制作サイドが(甚左衛門に)原作の説明をしなかったことが騒動の発端でしょう」と「星架か」に詳しい関係者は話す。

 いまもドタバタは続いている。

 「(5月中旬)アニメともゲームとも違う別の制作会社の人が、アニメのDVDを作るということで何度かこの地を訪れましたが、よくよく聞いたら、ウチの建物はもちろん、私まで登場するというじゃないですか。それは勘弁してくださいとお願いしました」(谷口さん)。現在、このDVDは発売延期になっているという。

 宿側は地元ファンのブログを借りて宿泊を伴わない“巡礼”の自粛を依頼しているが、放映が終了する6月末まで不安は尽きない。

 

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