英探検家リヴィングストンが絶賛した滝

★世界3大瀑布の1つ「ヴィクトリアの滝」

2012.06.29


熱帯雨林の中のヴィクトリアの滝【拡大】

 最近の健康志向で私が心掛けている旅行のテーマに“五浴”があります。五浴とは体に良いとされる日光浴、森林浴、海水浴(または海からの潮風浴)、温泉浴そしてイオン浴です。

 私は三重の出身ですので、伊勢神宮の早朝参拝で日の出とともに日光浴と森林浴、大正天皇が療養された誉れなる二見浦で海水浴(潮風浴)、清少納言が枕草子でたたえた「お伊勢さん湯ごりの地」榊原温泉で温泉浴、そしてマイナスイオンが豊富な赤目四十八滝でイオン浴を楽しむコースを黒田流「五浴の旅」として楽しんでいます。

 この五浴を海外における世界遺産巡りに取り入れるとなると、まずは大自然の中での森林浴とイオン浴かと思います。そこで今回はアフリカのジンバブエ共和国とザンビア共和国との国境にある世界三大瀑布の一つ「ヴィクトリアの滝」を紹介します。

 この滝は英国人探検家リヴィングストンが1850年代に発見し、当時のイギリス女王の名をとって「ヴィクトリアの滝」と命名しました。彼はこの滝を見て大いに感銘を受け、「イギリスのいかなるものからも、この美しさを想像することはできません。ヨーロッパの人々がかつて目にしたことのないものです。しかし、飛んでいる天使たちの目にはこのすばらしい光景が見えていたに違いありません」と記しています。

 観光の拠点となる町は、ザンビアのリヴィングストン市とジンバブエのヴィクトリアフォールズ市ですが、私はより滝に近いヴィクトリアフォールズ市のThe Victoria Falls Hotelに宿泊しました。このホテルは歴史を感じさせるクラシックなコロニアル風の建物で、廊下にはヴィクトリア女王の写真をはじめ、当時の写真が数多く展示され、19世紀にタイムスリップした気分が味わえます。

 また、ホテルの庭は広く、正面には国境の橋とヴィクトリアの滝の水煙も見ることができます。

 滝の見学の際は、もちろん水煙を見るというよりも滝の噴煙である水しぶき(マイナスイオン)を浴びる感覚で、周囲の熱帯雨林の中での森林浴とイオン浴を同時に満喫できます。

 ゆとりがあれば滝の上流チョベ川沿いにあるチョベ国立公園に足をのばすのもお勧めです。ここはアフリカ大陸の中でも野生動物が多く生息している地域で珍しいワイルドドッグに遭遇することもあり、特に夕日は最高の日光浴です。

 ■黒田尚嗣(くろだ・なおつぐ) 慶應義塾大学経済学部卒。現在、クラブツーリズム(株)テーマ旅行部顧問として旅の文化カレッジ「世界遺産講座」を担当し、旅について熱く語る。

 

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