“野生の王国”刺激と感動のサファリツアーへ!

★タンザニア セレンゲティ国立公園

2012.11.23


ヌーとシマウマの群れ【拡大】

 最近は「遺跡もいいけどもっと刺激的な場所に行きたい」という声をよく聞きますが、このような一般観光に飽きた方にお薦めなのはやはりアフリカのサファリツアーでしょう。

 特にタンザニアの世界遺産「セレンゲティ国立公園」は、マサイ語で「果てしなく広がる平原」といわれるだけあって、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ山の裾野に広がる広大なサバンナでサファリを満喫することができます。

 この国立公園では東アフリカに生息するほとんどの動物を見ることができ、数多くの草食動物とそれを追うライオンなどの肉食獣など60種類以上の哺乳動物が暮らす、文字通り「野生の王国」です。

 サファリツアーではこれらの動物の中でもやはりビッグファイブと呼ばれるライオン、バファロー、ゾウ、ヒョウ、サイに人気がありますが、これはかつて白人がハンティングを楽しんでいた時代の名残で、獲物としてのベストファイブからきています。

 しかし、このセレンゲティ国立公園の主役は、やはり毎年、新鮮な牧草を求めて大移動するヌーだと思います。ヌーはウシカモシカとも呼ばれ、大きな群れを作り、中にはシマウマも混じることが多く、ともにライオンなどの肉食動物の好物です。

 セレンゲティ国立公園はケニアのマサイマラ国立保護区に隣接しており、毎年7月頃にセレンゲティからマサイマラへ、そしてマサイマラの草が少なくなる10月頃にまた南のセレンゲティに向けてヌーは大移動を開始します。この移動には幅100メートル近いマラ川が立ちはだかり、この川を渡る際に数多くのヌーがワニの餌食になります。

 この危険な川渡りで絶体絶命のヌーを、川の支配者カバがワニの攻撃から守ったりする感動的なシーンや、川を無事に渡り終えたヌーをチーターやライオンが襲う刺激的なシーンを見ることもできます。

 自然界での生と死のドラマを観察していると、集団から離れて行動すると襲われやすいことや、肉食獣は生きるためのハンティングはしても無駄な殺生はしていないことが分かります。その点、人類は多くの食料を無駄にしており、動物本来の嗅覚や感覚も失いつつある危険を感じます。

 食べ物の賞味期限は自然界の動物同様、食べる人が自己責任で判断し、食料をもっと大切にすべきではないでしょうか。

 ■黒田尚嗣(くろだ・なおつぐ) 慶應義塾大学経済学部卒。現在、クラブツーリズム(株)テーマ旅行部顧問として旅の文化カレッジ「世界遺産講座」を担当し、旅について熱く語る。

 

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