「イケダン」といえば、ファッショナブルな既婚男性とだけ思われがちですが、やはり会話もイケてないと、奥さんはもちろんのこと、社内や世間の女性から興味も持ってもらえないし、当然見向きもされません。
せっかく男として生まれたからには死ぬまでイケてるオジサンでいたいもの。私は立場上、いろんな所でスピーチやセミナー講師をさせていただき、その度に『さすが、お話がお上手ですね』とほめていただきます。そこで今日は、その会話術を少々。
(1)【相手8割:自分2割】やはり誰もが自分の話をしたいもの。だからまずは聞き上手から。相手の話に乗っかる方が楽なもの。8:2程度の割合を心がけてください。
(2)【質問を多くする】おしゃべりな方でも、話ベタな方でも質問を多くすることでその方との共通点や、相手の興味のあることを中心に会話を広げていきましょう。
(3)【相手をほめる】誰しも、またおとなしい人ほどほめられたいもの。どんな小さなこと(髪の毛、指輪など)で構わないのでほめられるものを見つけてほめる。ほめられて気分の悪い人はいないものです。
絶対にやってはいけないNG会話は【自慢話をする】。特に男性です。さらにお年を召してくると本当かどうか分からない、事実より盛られた(=大げさ)【自慢】や【昔取ったきねづか】的な話をしたくなる傾向がみられます。もちろん、誰だって他人から良く見られたいもの。その気持ち、分からなくはないのですが、聞いている方からすると、ハッキリ言ってウザい。あなたの自慢話なんてどうでもいいのです。「俺も昔は悪くてさぁ〜」なんて、ワル自慢が始まった時には目も当てられません。
自慢話は【百害あって一利なし】。できる男、格好良いオジサンは、自ら自慢話なんてしないもの。なぜならイケてるオジサンは、黙っていても周りがほめるし、ほっとかない。会話だけでなく、何ごとも【相手8割:自分2割】を心がけ、腰のすわったオジサンになれば、そこのアナタもかなりのイケダンになれマッスル!!
■那須 顯一 1970年生まれ。会社経営の傍ら『日本を元気にしたい』と2009年に日本イケダン協会を設立。同協会会長としてセミナー講師など、多方面で活躍中。