上質な大人の老舗 ジャズクラブ「BODY&SOUL」

2013.06.06


老舗ジャズクラブ「BODY&SOUL」【拡大】

 チック・コリア、ハービー・ハンコック、スティービー・ワンダー、ナンシー・ウィルソン…。 世界的なジャズ演奏家、シンガーたちが来日すると必ずと言っていいほど立ち寄るのが、このジャズクラブである。

 それだけではない。『タイム・アフター・タイム』が全米1位となったシンディ・ローパーが遊びに来たときは、飛び入りで歌って居合わせた客を驚かせた。

 また、夏のジャズフェスティバルで毎年のように来日した晩年のアート・ブレイキーは、決まったように「終わったらBS(BODY&SOUL)に集合だ」と深夜、出演者たちとやってきた。

 MJQのビブラフォン奏者ミルト・ジャクソンがピアノの弾き語りをしたり、アメリカ国内でも実現しないジャム・セッションが始まったりするのもBSならではのことだった。

 オーナーの関京子さんが日本で最初にジャズのライブハウスを開いたのは、1965(昭和40)年。

 74(昭和49)年に現在の店名にしてから、外国人向けの情報誌「東京ジャーナル」にNO・1のジャズライブハウスに選ばれ、80年代になると外国人客が増加した。88(昭和63)年に「アメリカ大使館公認遊興施設」に認定され、2006(平成18)年にはJAL機内に「BODY&SOULチャンネル」が常設されたこともある。

 新人の発掘・育成にも熱心で、伊藤君子やマリーンなど多くのミュージシャンが育っていった。 「一流の音楽家は練習量がすごい。トランペッターの日野(皓正)さんもそうだけど、ピアニストの秋吉(敏子)さんは今でも1日に6時間も練習しているそうですよ」と関さんは感嘆する。

 ライオネル・ハンプトンの『スターダスト』に魅了されたのが小学生の頃で、ラジオのジャズ番組をつくっていた父親の影響があったとはいえ、筋金入りである。

 グラミー賞歌手に「ナンシー、歌って!」と言えるのは、日本では関さんしかいない。

 70代の白髪の紳士が1人グラスを傾けつつ、ジャズに魅入る姿が様になる。気分はNYの世界である。(谷口和巳)

 ◆BODY&SOUL 東京都港区南青山6の13の9(電)03・5466・3348。ライブは平日・土曜午後8時〜、日・祝午後7時〜。チャージ3500円〜(サービス料5%)、ハウスワイン800円、食事もできる。

 ■谷口和巳(たにぐち・かずみ)団塊世代の編集者。4つの出版社を転籍、19の雑誌に携わり、編集長として4誌を創刊。団塊世代向け月刊誌『ゴーギャン』元編集長。『女優森光子 大正・昭和・平成−八十八年激動の軌跡−』『帝国ホテルの流儀』(共に集英社)などの書籍も手掛ける。

 

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