世界に1着だけのこだわりスーツを 「銀座・英國屋」

2013.06.20


銀座・英國屋【拡大】

 「世界を動かす日本のトップリーダーにふさわしい服装をオーダーメードで提供します」という理念のもと、1着のスーツ作りにこだわり続けて73年。「いつかは銀座の英國屋でスーツを作りたい」と男の願望を刺激する。

 1940(昭和15)年に小林新三郎が創業した小林洋服店を52(昭和27)年、舶来スーツの手本が英国紳士だったことから英國屋と改称した。

 客の8割以上が顧客で、「中には、親子3代にわたりお付き合いをさせていただいているお客さまもあります」と執行役員の蛭間秀夫さん(55)。「会長や社長のご自宅に納品などで伺うと、わざわざありがとう、と丁重に応対され恐縮することが多い」という。勝手口ではなく、正面玄関から納品に行く。

 新入社員は1年間は店内での接客をさせてもらえない。英國屋のモットーが「挨拶と礼儀」で、これを身につけるのが先決であるからだ。「ご自宅に伺い、ともすれば家族ぐるみのお付き合いをさせていただくこともある」から、なおさらマナーが重要で、これが英國屋の流儀である。

 オーダーメードの醍醐(だいご)味は、生地選びからスタイリングまで自分だけの1着をあつらえることにある。

 自然光の入る窓側に面した約12平方メートルのフィッティングルームで、1着分(幅150センチ、長さ320センチ)の生地を肩からあてがい、襟をつくって仕上がりイメージを確かめながら生地を選ぶ。

 銀座2丁目店には、世界中から取り寄せた約1000着の生地が用意されていて、専門のフィッティング係が常時3人いる。「縫製者から、アフターと呼ぶ修理専門のスタッフまで、約250人の裏方職人」もまた英國屋の伝統を守る。

 価格帯は、無地のダークスーツ15万7500円から1着210万円のスーツまで。採寸・型紙・仮縫いから仕立て上がりまで約1カ月かかる。

 成人式や株主総会の頃には、就任祝いなどの進物が増える。ちなみに社長クラスで30万円ぐらいのギフトカード、専務・常務クラスだと25万円ほどだそうだ。

 一般的には近寄りがたい英國屋だが、7月と12月にはキャンペーンがあり、スーツが10万円を切り9万9750円になる。今の時代、これくらいの高級感がちょうどいい。 (谷口和巳)

 ◆銀座・英國屋 銀座2丁目店 東京都中央区銀座2の7の18 (電)03・3564・2941

 ■谷口和巳(たにぐち・かずみ)団塊世代の編集者。4つの出版社を転籍、19の雑誌に携わり、編集長として4誌を創刊。団塊世代向け月刊誌『ゴーギャン』元編集長。『女優森光子 大正・昭和・平成−八十八年激動の軌跡−』『帝国ホテルの流儀』(共に集英社)などの書籍も手掛ける。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5000円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!