実は私、格闘家の須藤元気さんに似ているといわれながら、高田純次さんに並々ならぬ憧れを抱いております−と、冒頭から読者諸兄にとってどうでもいい情報提供。失礼いたしました。
しかしホント、キャラクター作りで演じているのかもしれませんが、高田純次さんのあの【テキトーかげん】、いつまでもダンディーな風貌。あこがれずにはいられません。
高田純次さんにあこがれ過ぎてか、最近ますます『テキトーやなぁ』といわれる世界を代表するイケダンの私。このコラムでも、【何事もほどほど】【良い加減ないい加減】を推奨している身ですが、ここ最近『テキトーやなぁ』といわれる率が、かなり急上昇。ただ、等身大の私は、何事においても手を抜かず、一挙手一投足、全身全霊で取り組み、邁進(まいしん)しているのです。
そんな【フリ】だけは誰にも負けないと自負していたのに…どこでバレてしまったのやら…元来ポジティブシンキング(前向き思考)なので『ほな、バレへんようにしたらええやん!』と開き直り、今後の対策を練るため、まずは現状把握。
どんな場面・どんな発言のときに、『テキトーやなぁ』といわれるか考えてみたらば、いろんな会合や会議で議論していて意見を求められたときに、『それでええやん』『もぉええやん』『その辺でええやん』と、伝家の宝刀【ええやん3段活用】を使ったときに『テキトーやなぁ』といわれることが判明。
ただ、私がこの【ええやん3段活用】を使用するときは、カナリめんどくさい場面で、早く決断をしてほしい、ここで話や議論を終わらせたいとき。私のせっかちな性格も手伝ってくれての所作なので、一緒にいるせっかちな方なら『会長、よう言うてくれた』と思っているはずなのですが、そう言っていただくことさえ、ここんとこゴブサタ…。
『老いてくると、人は元来の性格が色濃く出てきて、ますます我が強くなる』『年をとると子供に帰る』とよく言われます。そういう面から考えると、これは元来の私のセッカチな性格が色濃く出て我が強くなっている【老化現象】なのでしょう。
【可愛(かわい)げのあるおじぃちゃん】目指している私には大事な“きづき”となりました。しかしホント、ニクイあんちくしょーの【老化現象】だけは、いくら気をつけても、いくら抑えようとしても、『雨後のたけのこ』のごとくむくむくと自分の中から顔を出してきます。だから、とにもかくにも、人に好かれるテッパン(確実な)要素【可愛げ・素直さ・笑顔】だけは忘れず、華麗に加齢し、ますますイケダン道を驀進(ばくしん)いたしマッスル。
■那須 顯一 1970年生まれ。会社経営の傍ら『日本を元気にしたい』と2009年に日本イケダン協会を設立。同協会会長としてセミナー講師など、多方面で活躍中。