親から受けた“恩”今こそ子供に10倍返し 権利と義務

2013.09.11

 【夫婦げんかは犬も食わぬ】と申しますが、日本イケダン協会会長の私のもとには、日々あらゆる夫婦間の悩みや、相談事が持ち込まれます。だから私、今日本で一番【夫婦げんかを食らう男】であると自負いたしております(笑)。

 先日も共働きで子育て真っ最中のある奥様のお話をお聞きしたところ、お互い平日の同じ日に休み(有給休暇)がとれた日に、奥様がご主人に『せっかくだし今日ぐらい子供の塾の送迎してくれない?』と聞かれたそうです。そうしたらご主人は『そんな急に。俺の休暇だから俺の好きに使うよ』と、1人で出掛けたと嘆いておられました。

 当然のことながら有給休暇や、その余暇を楽しむ時間はれっきとした労働者に与えられた【権利】です。労働という【義務】を果たしたからこそ、お勤めになっている企業がご主人に与えた【権利】。だから『俺の有給休暇だから俺の好きに使うよ』と言うのは勤務先の企業に対して言うべきで、子供そっちのけで、それを家族に主張するとはお門違いもいいところ。

 例えばこれが『ここ最近の休日はずっと子供の世話もしていたから、今日だけ好きにさせてくれない?』であれば、家族に対しての【義務】を果たした後の【権利】主張なので、奥様の理解も得られるでしょう。

 最近は【消費者保護】が声高らかに叫ばれ、何かと権利を主張しやすい風潮です。ただ【義務】を果たす前に【権利】を主張する。あるいは上記のような誤った権利主張をする方が増えている気がします。

 『人間の本分は、今いる子供たち、さらに次の世代のために連綿と“良いバトン”をつなぎ続けていくことだ』ともいわれますが、本来誰しも親から受けた子育てという、子供の時に育ててもらう【権利】を先に頂戴しているわけですから、子育て世代はそのお返しで自分の子供に対して【義務】を果たす時期なのです。

 そう考えると、子育て世代の父母が、自分のためだけにたっぷり時間を使いたいなんてぜいたくの極み。夢のまた夢と考えるほうが真っ当。従って、子育て世代の皆さんは、今が親から受けた“恩”を子供に10倍返ししてあげるときと、子育てに励むべきです。

 またそうすることで、家庭円満につながり、子供の将来にも生きてくるのではないでしょうか。そういう意味では、家内でも社内でも社会でも【権利】と【義務】のバランスの取れていない男はイケてない。真のイケダンには、そのバランスが必要なんです。

 ■那須顯一 1970年生まれ。会社経営の傍ら『日本を元気にしたい』と2009年に日本イケダン協会を設立。同協会会長としてセミナー講師など、多方面で活躍中。

 

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