緩和ケア編(6)「在宅医の探し方」 「窓口」を活用しよう

★緩和ケア編(6)「在宅医の探し方」

2013.10.29

 在宅緩和ケアの訪問診療(往診)は、365日24時間対応してくれる近隣の在宅医にお願いをする。どうやって探せばいいのか。日本在宅医学会と日本プライマリ・ケア連合会で理事を務める鈴木内科医院(東京・大森)の鈴木央(ひろし)副院長に聞いた。

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 自宅療養をサポートしてくれる在宅医のいる在宅療養支援診療所(病院含む)は、全国に約1万4500施設あるが、中には届け出だけで、実際は行っていない施設もある。

 「在宅主治医をどこの医師にお願いすればいいか分かなければ、治療を受けていた病院に紹介してもらうのが、一番早いと思います。当院の新規の在宅患者さんの割合では、病院からの紹介が8割で、医師会の窓口を通してくる依頼が2割くらいになります」

 病院では、「地域連携医療室」や「がん相談支援室」などが窓口になり、在宅医を紹介してくれる。がん診療連携拠点病院であれば「相談支援センター」に相談して探してもらう。医師会では、東京都大田区を例にあげると「在宅医療連携窓口」という部署があり、地域の在宅医の紹介を積極的に行っているという。

 「本人が利用する訪問看護ステーションに教えてもらうのもひとつの手です。実際に在宅医と組んで患者さんを担当しているので、個々の医師のより細かい情報まで知っているはずです」

 在宅ケアは、在宅主治医、訪問看護、ケアマネジャーなどでチームが組まれ、それぞれが横の連携をしながら患者を支援する。そのチームのメンバーは患者ごとに変わる。メンバー構成によってケアに実力差があることも確かだという。

 「緩和ケアが非常に得意な医師とリハビリしかやったことがない医師では、当然、末期がん患者さんを診る場合には実力差が出てしまう。がん以外にも床ずれや他の病気を合併していれば、それにどこまで対応できるか。やはり、診療所ごとに実力がバラバラなのが現状です。そういう時は、複数の診療所が関わる場合もあります」

 在宅療養支援診療所の中には、最期の“看取り”までは対応しない診療所もある。在宅医探しは、自分の希望にどこまで対応できるのか、きちんと確認することが大切だ。

 「医師との相性もあります。本来、家族ごとに長年付き合ってきたホームドクターにお願いできるのなら、一番理想でしょう。これまで人生や病気の相談をしてきた信頼関係のある医師に、最期はご自宅で診てもらう。それが地域医療の極めて自然な流れだと思っています」 (新井貴)

 

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