生徒に人気の大学ランク 「開かれた雰囲気」で人気の早明

2013.11.01

 今週は、高校の進路指導教諭が勧める「生徒に人気の大学」ランクを紹介する。進路指導教諭に5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント……として集計した。

 トップは早稲田大で、昨年トップの明治大を抜いて返り咲いた。この2校が3位以下に大差をつけている。3位は立教大で、慶應義塾大、東大と続き、東京の大学が上位を占めた。

 代々木ゼミナール入試情報センターの坂口幸世本部長は「受験生は、もともと東京の大学に進学したいという気持ちを持っているのは確か。景気が上向いて、東京の大学を目指せるようになってきた可能性もあります。そうなると、少しチャレンジしようという気持ちが出て、早稲田の人気が高くなったとも考えられます。志願者が多いことを見ても早明は受験生の人気が高いことは間違いない。いろいろな面で開かれている雰囲気の大学であることが、人気の理由でしょう」という。

 志願者数では明治大が早稲田大を抑えて、この4年、日本一だ。立教大は池袋キャンパスの人気が高い。シンボリックな古い校舎を残しながら、新校舎を設置し、それが魅力的と評価されている。

 さらに、坂口さんは「立教大は池袋と新座の両キャンパスとも4年一貫教育です。学部によって、途中でキャンパスが変わることがないことも人気の理由だと思います」と話す。

 最近は、いろいろなところで大学のグローバル化が話題になる。早大には国際教養、明大に国際日本、立大に異文化コミュニケーションと国際系の学部があり、注目が高いことも上位3校の人気の理由だろう。

 一方、人気といわれる慶應義塾大は4位。最近は国立大との併願者が多い。入試に国語がなく、論文が課されるため、国立大の記述式入試に対応していることが併願校として狙われる理由。オーソドックスな私立大3教科型の上位3校とは異なり、受けにくさもあるようだ。

 受験生に人気の大学は、憧れよりも現実的に手が届きそうだと感じる大学を選んでいるといえそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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