内政も外交も… 米国の行動は国際社会の指導者のものではない (1/2ページ)

2013.11.21

 米国に40年近く住んでいるが最近、「米国人というのは、一体、何を考えているのだ」と思うことが多くなっている。先日も、ワシントンの雰囲気がガラリと変わっているのに気付いて、そう思った。

 数週間前、予算と財政赤字の限度額をめぐって与野党がいがみ合い、政府閉鎖という事態が起きた。ところが、いまや対立ムードは跡形もなく消え、先ごろ、開かれた上下両院の合同予算会議は、信じられないほど和気あいあいのムードにあふれていた。

 上院の予算委員長は、保育所の所長をしていた、ふくよかなパティ・マレイ氏。彼女は上院予算委員会で使う大きな槌を合同委員会に持ち込み、下院予算委員長のポール・ライアン氏に手渡して、こう言った。

 「この槌を叩いて、会議開会の宣言をしてください」

 若いライアン氏が顔を輝かせ、うれしそうに大槌を叩くと、24人の委員たちが、笑いながら一斉に拍手した。

 こうして始まった公式会議が終わると、有力議員らは、議会内にある「隠れ場所」と呼ばれる部屋で密談を続けた。米議会内のこうした「隠れ場所」は、議会の設計図になく、私も見つけるのに苦労した覚えがある。「隠れ場所」は、有力議員とインタビューした際に使わせてもらったが、ベテランの議会担当記者ですら、たどり着くのが難しいという。

 

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