猪瀬知事、立件の可能性 ずさんな「借用書」が命取りか (1/2ページ)

2013.11.29

 医療法人徳洲会グループから5000万円を受け取っていた問題で、東京都の猪瀬直樹知事(67)が窮地に立たされている。会見で「借用証」(借用書)を示して批判をかわそうとしたが、これが大誤算。専門家は「あの文書には不自然な点が多い。余計に疑惑を深めた面がある」と指摘、検察もますます疑念を強めたという。潔白を証明するはずの証拠が、逆に自分の首を絞める結果になっている。

 疑惑を払拭する切り札が、計算外の“オウンゴール”を招きそうだ。

 昨年11月に、徳洲会側から「無利子・無担保・返済期限なし」の条件で5000万円を借りたという猪瀬氏。

 借入時期が都知事選(同12月)直前で、公職選挙法違反に問われかねないため、猪瀬氏は「個人の借り入れ」と主張。証拠に「借用証」を提示して疑惑払拭に躍起になっている。だが、形勢は厳しい。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「借用書があるからと言っても違和感はぬぐえない」と指摘し、こう続ける。

 「金銭のやりとりがあったとき、猪瀬氏は副知事の職にあった。片や貸主の徳田毅氏も国会議員だ。公職に就く2人が5000万円もの大金を借用書1枚で簡単にやりとりすることに不自然な印象を受ける」

 一般的に、金銭の貸借契約の形式は大きく3つに分かれる。

 通常の実務では、金銭消費貸借契約書を貸主と借り主の双方で交わし、より簡素なのが、借り主のみが借用書を書く形式。民法上では口頭だけでも貸借関係は成り立つ。猪瀬氏は借用書を残す手法を選択したわけだが、その書式が、あまりにもお粗末なのだ。

 

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