保護者に人気がある一貫校ランク、保護者の考えが傾向とは違う形に

2013.12.06

 今週は、首都圏316の学習塾の塾長、教室長に聞いた『保護者に人気がある一貫校ランク』を紹介する。学習塾の塾長、教室長に5校連記で一貫校を記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 トップは早稲田実業。以下は中央大横浜、渋谷教育学園幕張、浅野、市川の順となった。

 上位2校は大学付属校で、9位にも明治大付明治が入った。来年の中学入試は、全体的に大学付属校の人気が下がる傾向にあるが、ランクでは意外にも付属校が上位に入った。

 中学受験情報誌『進学レーダー』の井上修編集長は「一般的に、子供を一貫校に進学させたいと軽く考えている保護者は『そのまま早稲田に行けるならいいね』『中央大に行けるなら……』と大学付属の共学校を選ぶ傾向が強くなります。だから、上位に来ているのでしょう。それが子供を4年生から塾に通わせ、進学先を深く検討していくようになると、男女別学の進学校を選ぶ傾向が強くなります」と話す。

 確かに、神奈川では、中央大横浜の人気が高いものの、4位に浅野、7位に栄光学園、9位に聖光学院と男子の進学校トップ3もランクに入っている。保護者の層によって、人気校は変わるということのようだ。

 一方、東京以外の学校が多く登場するのも特徴。埼玉では開智と栄東が出てくる。栄東は今年の志願者が首都圏1位の9684人で、開智も3位だった。両校とも東大合格者が2ケタを超え、大学合格実績のアップでも注目されている。

 埼玉の塾講師は「東京の受験生の試し受験で2校は狙われています。特に栄東の人気が伸びており、来年は志願者が1万人を超えるかもしれません」という。

 埼玉の私立中入試の開始日は1月10日で、東京や神奈川の2月1日より早く、東京の受験生に本番前の試し受験で狙われるため志願者が多い。

 さらに、今年、大学合格実績が伸びた学校も人気となっている。渋谷教育学園幕張は東大61人、市川は初の2ケタ超えの東大13人で、両校とも過去最高の合格者数だったことが大きい。保護者に人気の学校には、それぞれ理由があることがわかるだろう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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