中学受験で子供を伸ばす親の共通点ランク 求められる親の役割は?

2013.12.20

 今週は、首都圏316校の学習塾の塾長、教室長に聞いた『中学受験で子供を伸ばす親の共通点』ランクを紹介する。最初に塾長らに「子供を伸ばす親に共通点はあるか」を聞いたところ、7割が「ある」と回答した。その結果をランキングした。

 トップは「子供のことをよく見て、適性や能力を把握している」が46・3%。以下「子供とのコミュニケーションがよくとれている」「塾(教師)を信頼し、聞く耳を持っている」「しつけ・生活習慣・食事の管理をしっかりしている」「子供を見守る姿勢がある」となった。

 この結果を見て、大手塾の講師は「項目別の割合が低めなのは、子供を伸ばす決め手がないからでしょう。ただ、総合すると、子供をどれほど理解し信頼しているかがポイントで、子供と適度な距離をとって接することも大切だということがわかります。また、3位や4位の項目を見ると、親の後方支援が重視され、子供が力を発揮できる環境作りが、親の役割として求められています」と話す。

 中学入試は、親の受験といわれる。本人と相談しながら、志望校を最終決定するのは親だ。しかし、受験するのはあくまでも子供。

 中学入試の当日は、受験生は、みんなあがっている状態と言われる。そんな時に早く冷静になって、ふだんの力を出せるかどうかが合否の分かれ目になる。

 中学受験の専門家は「子供を叱ってばかりいると、試験場で問題が解けなかったときに『落ちたら、お母さんに叱られる』とまず思ってしまい、できる問題もできなくなってしまう場合が少なくない。叱ることも必要ですが、あまり叱ってばかりいると、入試の時に萎縮してしまいます」という。

 些細な計算ミスや習ったはずの漢字を間違えたりすると、叱りたくなる親の気持ちはよくわかる。しかし、入試が近づけば、もはや叱ってばかりもいられない。

 自信を持たせ、試験当日、最大限に力が発揮できるようにもっていくのも親の務めだろう。ほめて子供の気持ちをほぐすことも大切だ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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