「餃子の王将」社長射殺はプロの手口 物音立てず至近距離から4発

2013.12.20


殺害された大東隆行社長。カリスマ経営者の背後に何があったのか【拡大】

 「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」(京都市山科区)の本社前で大東(おおひがし)隆行社長(72)が射殺された事件で、現場周辺の住民が銃声をはじめ、ほとんど物音を聞いていないことが20日、捜査関係者などへの取材で分かった。至近距離から4発の銃弾を撃ち込んだ手口も含め、京都府警はプロのヒットマンによる犯行との見方を強める。暗殺者の大胆な犯行の裏には、傍目にはうかがい知れぬ深い恨みがあったのか。

 大東社長は19日、午前5時半ごろ現場から車で10分ほどの自宅を出て、自分で車を運転して出勤。会社前の駐車場で車から降りたところを撃たれた。遺体には右胸と左脇腹など4カ所撃たれた痕があり、傷の状況から至近距離で撃たれた可能性は高い。遺体の損傷は比較的少ないため、小型の自動式拳銃が使われたとみられる。

 犯行時間は日の出前の午前5時45分ごろで、住宅街にある本社周辺は暗く、とても静かな状態。にもかかわらず、周辺住民からは銃声や物音、声などを聞いたという情報を確認できておらず、このことから拳銃にサイレンサー(消音装置)などを使用した可能性もある。また犯人は本社周辺に防犯カメラと警備員が配置されていないことなどを把握していたとみられており、周到な準備と大胆な手口、確実なヒットなどすべてのベクトルが「プロの犯行」説に向かっている。

 一方で、それほどの犯人に狙われたにもかかわらず、大東社長や会社側には差し迫った危険が及んでいる様子はみられない。大東社長は自ら車を運転して出勤、ときに会社周辺を掃除しており、その様子を最近、週刊誌で公表もしている。このギャップから、会社関係者も「犯人像なるものが全くわからない」と困惑している。

 19日午後会見した王将フードサービスの鈴木和久専務も「係争中の案件は何件かあるが、社長に関わる話ではない」と強調。同社をめぐっては金沢市内の店舗で裸で座って写真を撮影した客を王将側が刑事告訴した件や長時間労働によって鬱病となったとして男性が起こした損害賠償、また中華料理「大阪王将」を経営している大阪市の会社と店名表示などで起きたトラブルなどがある。だが、「今回の事件にはとても結びつきそうにない」(業界関係者)という。

 「社長も会社もわけのわからないまま、ひどい恨みを買った可能性がある」と業界関係者。一体どんな虎の尾を踏んだのか。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!