たった5%の減量でメタボ改善 ほんの少しの工夫から…

★脇坂英理子先生

2014.01.16


脇坂英理子先生【拡大】

 今回は、もはやすっかり社会に定着したメタボリック症候群について大まかに総論的なお話をしてみたいと思います。

 メタボリック症候群は内臓脂肪肥満型の方が、生活習慣病の代表である高血圧・高血糖・高脂血症などの危険因子を併せ持った状態のことをいいます。数年前の厚生労働省による調査では、40−74歳のうち、男性では2人に1人、女性では5人に1人がメタボリック症候群、もしくはその予備軍だと指摘されています。

 けれども恐れないでください。メタボリック症候群自体はほんの少しの工夫や努力で改善することができますし、動脈硬化の進行による心筋梗塞や脳梗塞といった大きな病気を防ぐことが可能です。たった5%の体重減量、それだけでメタボリック症候群は改善できるのです。

 外来で患者さまの診察をしていると、実に多くの方が生活習慣病を抱えていらっしゃるという現実を目の当たりにします。脂っこいお食事ばかりしていたり、まったく運動をしなかったりといった心当たりのある方は、まず生活習慣を見直していただく必要があります。

 とはいえ、多くのストレスを抱えて生き抜いていかなければならない現代社会で、いちいち食事や運動に気を付けていられないという方もいらっしゃいますよね。お気持ちお察し致します。

 ですから、ほんの少しの工夫で良いのです。揚げ物を焼き物に変えてみる、揚げ物の衣を少し減らして食べる、なるべく階段を使う、休日には気分転換がてらお散歩をしてみる…などなど。

 食事や運動に気を使っていても、おなかがぽっこり出ていなくても、それでもコレステロールが高いと指摘される方もいらっしゃいます。お薬を飲み始めることに抵抗がある方も多いかと思いますが、今はサプリメントに近いような栄養成分で構成されたお薬が保険適応の範囲で処方できたりもします。また、肥満症に対する食欲抑制剤や脂肪吸収抑制剤などもさまざまな種類があります。

 「どうせ今の生活は変えられないから」と諦めずに、ドクターにご相談ください。ご自分の生活習慣に合った治療法がきっと見つかるはずです。

 ■脇坂英理子(わきさか・えりこ) 美容皮膚科・内科医。東京都出身。2003年、東京女子医科大学医学部卒業後、同大学病院麻酔科入局。主に心臓麻酔をはじめ移植手術にも携わる。脳神経外科麻酔、産科麻酔やペインクリニックにも従事。麻酔科認定医。同標榜(ひょうぼう)医。同専門医。12年、内科・ペインクリニック・美容を扱うRicoクリニック開院。

 

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