猪瀬氏側、仲介者に500万円 徳洲会5000万円問題

2014.01.18


猪瀬直樹前東京都知事【拡大】

 猪瀬直樹前東京都知事(67)が医療法人「徳洲会」側から現金5000万円を受け取った問題で、猪瀬氏から仲介役の男性に現金500万円が渡っていたことが18日、分かった。男性は「一時的に借りた」としているが、「当選の謝礼」であれば、公職選挙法に抵触する疑いもある。

 猪瀬氏から500万円を受け取ったのは、新右翼団体「一水会」の木村三浩代表(57)。都知事選直後の2012年12月下旬、猪瀬氏側から木村氏にカネが渡ったという。18日付の朝日新聞は徳洲会側からの5000万円が保管されていた銀行の貸金庫には12年12月18日の利用記録も残っていると報じた。

 木村氏は夕刊フジに対し、猪瀬氏から500万円を受け取ったことを認めたうえで「一時的に借りたもの。都知事選後、こちらから申し出て事業運転資金として借りた。徳洲会からの5000万円から出たものだとの認識はなかった。恐らく猪瀬さんの奥さん(昨年7月死去)の一存でやったことで、猪瀬さん自身も5000万円から捻出したとの認識はなかったのではないか」と説明した。

 猪瀬氏は昨年9月、徳洲会側に5000万円を返却したが、木村氏によると、この際に猪瀬氏側が持参したのが4500万円。残りの500万円は木村氏が工面した。木村氏は「猪瀬さんが4500万円しかない、というので持って行った。500万円は返すつもりで準備していた」と話す。

 木村氏の発言が事実ならば、猪瀬氏が都議会や会見などで「5000万円は手をつけずに返済した」との釈明に疑いが生じる。

 すでに東京地検特捜部は猪瀬氏の出納責任者だった女性から事情を聴いている。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、「仲介者の木村氏が選挙運動に協力したということになれば、公選法の『買収』に問われる。さらに、『当選の謝礼』を支払ったということであれば、5000万円が選挙資金だったことになり、寄付を受けたにもかかわらず出納責任者に報告しなかったということで、やはり公選法違反になる。特捜部が猪瀬氏本人への捜査に踏み切る目算が高まった」と話している。

 

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