アクリフーズ事件容疑者の素性 年収200万円 改造バイクに約100万円

2014.01.27


自慢のバイクにまたがり、ポーズを決める阿部利樹容疑(知人男性提供)【拡大】

 アクリフーズ群馬工場の冷凍食品農薬混入事件で、偽計業務妨害容疑で逮捕された工場契約社員、阿部利樹容疑者(49)の奇妙な生活が次々と明らかになっている。人見知りで激情型の一方、明るく子煩悩というとらえづらい性格。年収約200万円の給与の不満が動機として注目されているが、趣味の改造バイクやコスプレには資金をつぎ込む無計画ぶりだった。

 工場関係者によると、阿部容疑者は行方不明となる今月14日まで通常通り工場に出勤し、回収製品の検査作業をしていた。休憩時間に同僚と雑談し、冷凍食品への農薬混入について「いくらでもできるよな」などと発言。しきりに携帯電話でニュースを確認する姿も目撃されている。

 本人は容疑を否認しているものの、動機の1つとしてクローズアップされているのが給与の水準だ。阿部容疑者の年収は推定200万円でそのうち賞与は年約20万円。関係者によると、最近の契約社員の募集内容は、月収約14万円で手取りは12万円程度だったことから、勤続8年にしては、それほど上がっていないことになる。

 面識のある従業員は昨年夏、「あべちゃん」と呼ばれていた阿部容疑者がボーナスの低さに「やってられない」と不満を口にしていたのを聞いている。契約社員の昇級モデルなどは最近変更され、手当もカット。阿部容疑者はベテランの部類だが、能力主義のため、勤務年数が短い同僚の半分以下だったという。

 だが、その半面、趣味の改造バイクには「費用だけで100万円くらいかかっていた」(別の関係者)といい、愛車のスクーターは新車価格で約70万円。人気漫画「ワンピース」のキャラクターなどのコスプレにも凝っていた。そのコスプレ姿でスーパーで買い物することもあったことから「地元では有名人だった」(地元民)。

 昨年12月にはバイク愛好者向けの雑誌が企画した埼玉県川越市の撮影会に参加し、自慢のコスプレを披露。趣味は「大くわがた」と回答していた。実際、自宅(群馬)で、カブトムシやクワガタを育てて縁日などで売っていたとの証言もある。

 笑顔が少なく目線を合わせず、人見知りのようでいて、勤務中は話し好きで、やさしく子煩悩との評も。ただ、気にくわないと「ふざけんなよ」とロッカーを蹴る一面もあった“難しい”性格の阿部容疑者。給与の低さを根に持ち犯行に及んでいたとしたら、信じて購入し、被害に遭った消費者はたまったものではない。

 

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