最新の私大人気ランキングで早慶明に異変 要因は“小林秀雄の呪い”とマグロ? (2/2ページ)

2014.02.01


日本武道館で入学式を行うマンモス校の日大が人気急上昇=東京都千代田区【拡大】

 西日本では、3位の立命館大が8万人近くを集め、クロマグロの完全養殖「近大マグロ」で知名度を大幅に上げた近畿大が4位に入っている。近大は昨年同時期より1万人以上も多い。

 「関関同立」勢では6位に関西大、10位に同志社大、15位に関西学院大が入っている。同志社は確定値で、昨年の5万1346人を上回る5万2638人を集めた。

 前出の安田氏が分析する。

 「今年の高校卒業者は昨年比3・8%減、人数にして約4万人減っている。全体として各大学の志願者数が減少傾向にあるのは仕方のないところ。そのなかで関西方面の各大学が健闘している。強い地元志向がはっきり出ているのだろう。少子化や卒業後の就職まで考え、『やはり地元の大学へ』という受験生が非常に多い」

 ひと昔前は「地元の国公立と東京の難関私大を併願」という、「東京志向」が強かった。東京生活への憧れと、有名企業へ就職するには在京の大学が有利という事情からだ。ところが、2008年のリーマン・ショック後は特に文系の就職事情が冷え込み、首都圏の難関私大を出たとしても就職は厳しい。「それならわざわざ東京へ出なくても地元に残り、親の近くで就職先も探す」との傾向が強まっているわけだ。

 在京難関私大の両雄、早稲田大と慶應義塾大に目を向けると、早大は現状で5位に甘んじ、慶大も16位と勢いがない。

 「それこそリーマン・ショック前は、難関大に入らなければ『大企業で出世できない』という風潮だった。ところが不況によって医学部など理系に受験生が集中し、早慶の文系学部は人気が薄れた。景気の回復が本格的になれば、この傾向にも変化が出てくるのだろうが」(安田氏)

 大学受験の現場までアベノミクスの影響が及ぶには、まだ時間がかかるのだろうか。

 

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