大迷惑 PM2・5が九州に飛来 週末にかけて西日本、関東にも (1/2ページ)

2014.02.04


中国では、屋外をマスクなしで過ごせないほどにPM2・5の被害が深刻化している (AP)【拡大】

 日本上空に中国から“招かれざる客”がやってきた。肺がんを引き起こす恐れがある微小粒子状の有害物質「PM2・5」だ。3日には九州の一部地域で国の暫定指針を超える濃度が測定された。立春を迎え、これからが飛来のピーク。専門家は「今年は、より多くのPM2・5が飛んで来やすい」と警告する。

 朝の最低気温が平年より10度以上高い地域が出るなど、全国的に寒さが和らいだ3日。ポカポカ陽気とともに厄介なものが飛来した。

 「PM2・5が各地で測定された。大気汚染が深刻な中国で、主に石炭の燃焼によって発生し、直径は2・5マイクロメートル以下(髪の毛の太さの約40分の1以下)とかなり小さい。人が吸い込むと肺の奥に到達し、ぜんそくや気管支炎、肺がんを招く恐れがある」(気象庁関係者)

 運んでくるのは中国大陸を通過する偏西風だ。渤海や黄海沿岸部の工業地帯で汚染された空気が日本列島に流れ込む。

 距離が近い九州が影響を受けやすく、長崎市内では3日、2つの測定局で午前5時から同7時台の平均値が、国が定める1日平均濃度の暫定指針値70マイクログラムを上回る85マイクログラムを超過。長崎では今年初めて外出を控えるように注意喚起した。

 熊本県苓北(れいほく)町の測定局でも午前1時から同9時の平均値が70・6マイクログラムに達した。

 富山県立大の渡辺幸一教授(大気環境学)は「これから、さらに飛来してくる可能性がある」と指摘する。「冬型の気圧配置の後に移動性高気圧が張り出すと、中国大陸から大気が入り込みやすくなる。ここ1〜2週間、寒暖の差が激しく、飛来しやすい状況になっていると言っていい」

 

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