トップは早大 明大、近大に逆転の可能性「最終盤」私大志願者

2014.02.13


志願者レースで久々、早稲田大が返り咲くか【拡大】

 私立大学志願状況の大勢が判明した。早稲田大が確定値を出し、現在トップに立っているが、3月の後期入試の志願者数を含むと、5年連続首位がかかる2位の明治大が逆転する可能性がある。4位の近畿大も後期入試で大幅な上積みが予想され、注目だ。志願者数トップ争いは早大、明大、近大の三つどもえの様相。昨年より受験生数が減った今年だが、首都圏の難関校は堅調で、地元志向が緩みつつある。

 早大の志願者数が昨年比1344人減の10万5424人で確定した。10日時点で、明大10万4553人、法政大9万4809人(確定値)、近大9万1073人と続く。

 「今年の高校卒業者は昨年比3・8%減、人数にして約4万人少ないため、大半の大学は志願者数の減少が避けられない。トップ争いは、9万人台で確定した法政大を除く、早大、明大、近大の3校になるだろう」

 受験関連の情報分析に定評がある「大学通信」(東京)の安田賢治ゼネラルマネジャーはこう指摘し、3月の後期試験次第で上位が変動する“激戦”になると予想する。

 早大は、明大とは871人差、近大とは1万4351人差がある。大きく水をあけているようにみえるが、「明大は3月のセンター後期試験で、昨年約1500人が受験した。今年は10日時点で約700人が出願しているので、昨年水準だと見込まれるのは残り約800人。早大との差を埋められるかは微妙な情勢」(安田氏)。

 昨年大きく志願者数を伸ばした近大の動向も見逃せない。「複数の後期入試があり、昨年は約1万6000人が受験した。これを単純に足せば、早大、明大を抜いて1位となる」(同)というわけだ。

 近大は今年から出願を完全にネット化。受験料が3000円引きと割安になったことも受験生に受けている。不況の折、受験料の値引きは大学選びの重大要素で、同じくネット出願者向けに5000円割引制度を始めた摂南大も志願者数を伸ばしている。

 「ゆとり教育」終了で来年から一部の試験内容が様変わりするため、安定志向が強まる今年の大学受験。首都圏の難関大は敬遠されることが予想されたが、確定値で10万人を超えた早大、微減となった慶応大の人気は堅調といえる。前出の安田氏は「卒業者数の減少を考えると、早慶には名門の強さを感じる。理系を中心に東京の大学が盛り返している」と語る。

 首都圏で特に急伸したのは明治学院大だ。2012年に同大に入学した、ジャニーズの5人組アイドルグループ「Sexy Zone(セクシーゾーン)」の中島健人(19)が14年版のパンフレットに登場し、「増刷になった」(関係者)という反響ぶり。「ジャニーズ効果」の影響なのか、同時期比で昨年から6・2%も出願者数が増えた。

 関西圏では急伸の近大に加え、立命館大も受験者数を増やしている。入試方式を減らして受験生にとって分かりやすくなったほか、大阪府茨木市に新キャンパスが来年開設され、「通学に便利」との声が上がっているという。

 中京圏では、名城大が昨年同時期比を上回った。理由は理系学部にあるといい、「愛知県の大学は理系学部が少なかったが、名城は薬学部、理工学部、農学部とそろっていて人気が高い」(安田氏)。

 明大がV5を達成するかどうかは3月の後期試験次第。「明大はキャンパスの整備や新学部の創設など拡大路線が功を奏している。ただ、日本一となってから、難易度が上がったのではないかと敬遠されるようにもなった」と安田氏。

 少子化が進む中、各校とも、受験料割引や新キャンパス、理系学部の充実など工夫を凝らし、受験生の争奪戦は激しさを増している。

 

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